わたたせ

より深い自己理解のために

決断する時はある程度、楽観主義である必要がある

過去を振り返ってみて、自分の決断で後悔したことってないように思う。

そもそも過去を振り返ること自体があまりないんだけど、それって数ある選択肢を吟味して選んだのではなくて、直観やその時の気分で物事を決めてきたからなのだと思う。

 


今、「こうしたい」という思いがあるのならば、それに従うだけ。私は飽き性だし、かなり気分が移ろいやすいタイプだ。一見そういうタイプって、後から自分の決断を後悔しそうに思えるかもしれないが、実はそうではない。

なぜなら、そういうタイプにとって、その時の「こうしたい!」という気持ちだけが本物であり、事実だからだ。事実って変えようがない。だから割り切れるし、自信をもって決断できるんじゃないかな。私の場合は、だけど。

 


自分でした選択や決断を後悔する人って、「こうしたい!」っていう思いや「こうでありたい」という希望よりも、世間の常識として「こうあるべき」であったりとか、自分以外の人のアドバイスや言葉を受け止めて考えてしまうタイプなのだと思う。

 


決断って、本来もっとシンプルなものなんじゃないかな。

それこそ狩猟時代なんかは、「生き延びること」が全てのゴールだったから、“今”死なないようにさえすれば良かった。未来ではなくて、今この瞬間にだけフォーカスすれば良かった。まぁ狩猟時代の人々に後悔という概念があったかすらわからないのだけれど。

 


で、なんで決断することについてこんなにごちゃごちゃ書いているのかというと、24年生きてきて初めて、自分の決断に対して、「これでよかったのかな?」という迷いがあるからだ。

 


新卒で入社した会社を1年半で退職することを決めた。同期とも仲良いし、仕事にも慣れてきて後輩も入ってきた頃だったから、いつものように一時の感情で決定するのは、さすがの私でもマズイとわかったが、業界や会社の将来性、自分のやりたいこと、キャリアアップなど様々なことを私なりに考えた結果、転職が最善の選択だと結論付けた。

 

で、自分で考えに考え、納得して出した結論なんだけど…なんでこんなにモヤモヤするのー?!!???

 


たぶん、今までは決断から実行までのスピードがはやかったんだと思う。「こうしたい!」→した!→満足!みたいな感じ。社会人てさぁ、そういうわけにいかないじゃん。同じお金稼ぎでもバイトと正社員は違うっていうか。当たり前なんだけど。

退職するって決めて人事に言ってから、実際に辞められるのって、数か月先なんだよね。その間にいろいろ考えてしまう。

 


今考える時間がたくさんあって、実際いろんな「こうした方が良かったんじゃないか」が頭をぐるぐるしている。でも、やっぱり現状維持の方が良かったかと聞かれると、それは違うと自信をもって言えられる。なんだ、やっぱり転職という決断で良かったんだ。

 


じゃななんでこんなにモヤモヤぐるぐる考えてしまうんだろうってことなんだけど、今この文章を書いていて気づいた!もどかしいんだ!

辞めたいと思って、すぐに会社を辞めるわけじゃないからもどかしい。早く現状を脱出して行動したいのに!

 


なるほど。どうやら私は、決断したことに対して後悔はないけれど、すぐに動けない状況が嫌なのだ。

 


決断した内容に後悔しているのかと思っていたが、実はそうではなくて、すぐ動けないことにモヤモヤしていただけだとわかった。また自分という人間について一つ知ることができた。

 


結局決めたのならやるしかない。決断を後悔しないのなら、過去を振り返ることはない。実行まで時間があるのなら、その時までできることをしよう。今、退職すべきじゃなかったのかという問にNOと答えられるのなら、やっぱりそれが私にとっての正しい選択だったのだ。ならば、これからどうするか作戦を練ろう。

 


私自信、現在にフォーカスしすぎなところがあるため、計画を立てたり、未来予想をすることが苦手で、そもそもする機会もあまり無いのだが、たまにはやってみてもいいかもしれない。

退職してから次の会社の入社日まで半月ほどある。ゆっくりしつつ、せっかくの機会だし、たくさん考えてモヤモヤしようと思う。暇な時ほど新しいアイディアが浮かぶというし。

 


私の私による私のためのまとめ

  • 世間の常識や人の意見より、自分の直観や気持ちを信じることで、ストレスフリーな選択ができる
  • 将来や未来のことを考えすぎるより、現在にフォーカスすることで、よりシンプルな選択ができる
  • 決めたらすぐに行動することで、余計なことを考えなくて済む
  • すぐに動けないのならば、過去の選択よりも、これからどうしていくかの方向性を考える